映画にカウンセリングしてもらっている様だった。凄く凄く良かった。
作品自体を抱きしめたくなるし、そしたら優しく作品が抱きしめ返してくれる。
瀬尾まいこ先生の原作が大好きで、だからこそこのお話は映画栄えしないと思ってた。
大間違いでした。むしろお話のパワーが増してる。
ざらついた映像の質感で描かれる静かで暖かな日常。上手くいくことばかりじゃなくても。
2人で手を取り合って日々を進むことはできる。
キャスティングが大正解だった。
北斗くんも萌音ちゃんも映画上での非・芸能人感がものすごくて、リアリティがあって寄り添ってくれる。
役者としてこの空気感が作り出せる人って結構稀有だと思う。名コンビです。
今年が終わる頃に2024年邦画ランキングを作るとしてもおそらくかなり上位。
沢山の人に観てほしいです。