しゅん

夜明けのすべてのしゅんのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
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話を少しずつ暖めつつ、下り坂の自転車、雨、湯気、歩き食いの繰り返しなどで感性をほぐしてくる。編集が何かを掬い取っている。事務所の奥の部屋の光がパッとつくとき、ハッとする。また観たいと思う。

光を浴びて斜め上を見る上白石萌音が『空に住む』の多部未華子の姿と重なったり、職場の外側の景色が『ユリイカ』を思わせたり、節々に青山真治を感じさせるところがあった。それがなんだか素敵だなと思った。
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