映画としては監督の前作同様、抑制が効いていてソツなく作られていたと思う。
ただ、こういうPMSとかパニック障害とかの病って「理解ある人」と出会ったら簡単に症状軽くなるのかなぁ?(そう見えた)。正直、上辺だけなぞった感じがしました。主題は病気じゃないというのもわかるけど、誤解されやすい病気を取り上げるならキチンとやってほしい。
前半はそういう症状が出て、なんとなく後半よくなるって作劇のセオリー通り、周りはみんな良い人って都合良すぎない?
これを言っちゃあ元も子もないけど、根本は解決してないのに、登場人物同士のふれあいでなんとなく解決した感じにする映画嫌い。「そんなに簡単じゃないんだよ」って一捻りがほしかった。