まる

夜明けのすべてのまるのネタバレレビュー・内容・結末

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

すごい盛り上がるとかはないのに、全然退屈しないでむしろ惹き込まれて行った。
優しさに包まれている。甘えじゃなくて、これが優しさ。

女として生れたけどPMSがこんなに生きづらそうとは思わなかった。こんなに病的に生活に支障が出てしまうのだと思った。程度の差はあると思うけど、「自分の身体と心なのに、自分でコントロールがきかなくなるときがある」(意訳)はわかりすぎてしんどかった。

普段なんともなさそうな人も隠してるだけで、見せないようにしているだけで、弱い部分や乗り越えることができていない部分の一つや二つある。自分だけじゃないって自分を大事にしないのは違うし、苦しさは比べるものじゃないけど、皆別に強く見えるだけなんだって思うだけで幾分か生きやすくなる。

なんか光が温度感伝わるぐらいとっても綺麗。映像がフィルムっぽくてとっても優しい。映像作品として満点。

当方高校時代が放送局でドキュメンタリー番組の制作に精を出していたので同じような中学生出て来てニッコリした。最後みんなで完成した番組見てるのも、イイ!!!!!

芋生悠可愛すぎるんだ!!サバサバ系もいいね。
北斗イケメン過ぎるんだ!!こういう陰なキャラがよくお似合いなのである。

エンドロールオタク的にエンドロールの背景が映像なのはとても好き。日常の何気ない様子なのもとっても良い気がした。見終わってとても落ち着いた気持ちだった。
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