温かいものに包まれる、フィルム撮影による光の優しさに満ちてる幸せな画面の連続。
恋愛にも行かず、精神病を同情ではなく個性として扱っている。スマホのやり取りとかをあえて見せないのは『ケイコ目を澄ませて』で手紙の内容を見せないのと同様、映画の人物が嫌がりそうなところは見せず、登場人物のどこまでも人をの部分尊重し寄り添っている演出のようである。
そしてなんといっても今回も音が素晴らしい。三宅作品は身体と音の可能性に驚かされ、五感が研ぎ澄まされていくような心地よい感覚がある。
あんな優しい会社なら僕も入れさせていただきたい。