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夜明けのすべてのdm10foreverのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.5
【視点】

不定期開催「dm的映画祭」の2本目に観たのかこちら「夜明けのすべて」でした。
これは本当に良かったね~。
うん、好きだわ~。

ほんと、皆さんのレビューにもあるように「優しい映画」ですよね~。
その一言に尽きます。
っていう事で、今更改めて書くこともないかな~~なんちゃって(笑)

何だかんだで自分の中で色んな思いが湧き上がってきて、それを何とか制御しつつも自分の言葉で外に吐き出せるようになるまで、ちょっと長めに咀嚼しておりました。
その間、後から観たはずの作品の方が書きやすかったんで、先にレビュー上げた子たちもいたりして・・。

自分が結構いい歳になってきたから感じることなのかもしれんけど、昔に比べて「人間として生きる」という事がどんどん窮屈になってきてますよね。
ホント、日を追うごとに「自分の好きは誰かの嫌い」が悪い意味で人々を縛り付け始めた気がします。
昔の方がその辺にも寛容だったような気もするんだけど、今は何にでも「形」や「名前」や「居場所」を決めたがるから、そこに当てはまらない人たちがいつも行き場を失って彷徨ってしまう。

最近「多様性」という言葉で「互いを認め合おう」みたいなムーブメントが主流だけど、そもそもこんな当たり前のことをムーブメントにしなきゃいけない人類こそ、どこかで歩く道を間違えたんじゃないのかな・・・。

立ち止まっている自分。立ち止まっている誰かを見る自分
視点が変われば心の距離も変わる。
続きはネタバレも含みますので、フィルターをかけて「日曜日の駐車場」に置いておきます。
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