前回のケイコの時に「え、めっちゃ好き」となっていた監督。
ケイコを見た時は「よく分からんけど、良い映画見たな」という感覚だけあって、その半年後、夜中電気が点いていたボクシングジムがふと目に入って、「あぁ、ああいう場所でこの時間にケイコはトレーニングしてるのかな」と思った時に、あの映画は日常を必死に守ろうとしている人の映画だったんだ。という気づきがあって、今回もそれに近いものを感じた。
今作ではパニック障害とPMSという、一時的に発生する発作が症状のもので、片方に発作があった時は、もう一方が助けられる。その助け合いで少しずつ"大丈夫"になっていったり、周りの理解が得られたり。
でも、
こういうのって健じょう者であっても同じで、誰かがイライラしてたら、「最近やな事あったのかな?体調が悪いのかな?」って思いやったりは誰でもやろうと努めれば出来ると思う。
もちろん、イライラしてる側も「こういうことがあったんだよね」っていう打ち明けも必要だし、それが出来る土台作りも周りのコミュニティが作っていかなきゃダメだよなぁとあの栗田科学をみておもった。(前のコミュニティではどちらも誰にも言ってないみたいだし)
私もあの栗田科学の人達のような思いやりができるようになりたいぜ。