配役に目が行き、観に行ったのはやむ言えない話でしょう。
症状は違えど、二人の寄り添うシーンには心を打たれた。人は一人では生きていけないと言うけれど、孤独ほど辛いものはない。
原作を読んでおらず、詳細な事がわからないシーンが多いが、何がしかメンタルに不調を来したことのある人は大いに共感出来る部分が多い。かく言う私もそうである。
自分はこんなところにいるべき人間ではないと言っていた彼も「ここで働いていく」と決断したことには、そこに至るまでの葛藤とか、自分も経験があるので手に取るようにわかり、上司が号泣していた部分には少し涙が出そうになった。
心に不調を持たれている方は是非観て欲しい作品。