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夜明けのすべてのsnatchのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.4
優しい映画だった
「ケイコ目を澄ませて」の時と同じで、人を傷つける人が出てこなかった

ドキュメンタリー「その鼓動に耳をあてよ」では日本全体を俯瞰していた。こちらは、無限の星の数の下にいるふたりの心にきゅうと近づいた映画だった
こころのひだをときほぐしていくような処方箋のような映画。処方箋は周りにいる人々の関わりとほどよいお節介
言葉少なく控えめな映画だが、映画全体で語りかけてくる。この映画そのものが全て、それでいい。感想を書く必要もない気がするが

こんな風に助けて欲しい
あんな風に人を支えたい

に尽きる。ケイコの時とは感想が進化して、きっとあるよ、こんなあったかい場所が日本にもきっと…そう思いたくなった。ありがと。
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