モンブラン

夜明けのすべてのモンブランのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.0
原作既読で、原作ではお節介加減や展開が絵空事っぽく感じていて(原作ファンの方🙏)なかなか足が向かなかったけれど、監督のトーク会の期にやっと観ました。
好改編の噂通り、自然にスーッと最後まで見守れる物語だった。関わり合い少しずつ変化していく様がとても心地よくて、徹底して皆が無理しない優しさに満ちていた
藤沢さんが原作から朝ドラヒロインっぽくイメージしてしまっていたけど、映画ではただ普通で善良な同僚、でもPMS期のコントロールできない感じとか萌音ちゃんのさじ加減が素晴らしかった。他の方々も役が似合っていてほんとにリアルに感じた‥!!

トーク会メモ(少しだけ)
フィルム撮影のこだわり(ケイコで楽しかった、空間の気配も写す感覚)
5年後のテロップを出すタイミング(感覚的だけど絵を見て変化を感じてほしくてあのタイミング)
山添君が自転車に乗るシーンでは、幹線道路を渡る画が撮れたのが特に満足(部屋ばかりの彼が外に出た事、この街に生きている事が伝わるから)
栗田科学社員の持つ懐中電灯はそれぞれ違っていて、それは取材先のスタッフがそうだった(各々こだわりの灯り)事からのアイデア