ケッチャー

夜明けのすべてのケッチャーのネタバレレビュー・内容・結末

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

•働き始めて3週間目。毎日朝起きて、自分のためにお弁当を作って、自分がお金を得るために働いて、疲れて、明日の自分のために自分を癒して、、と最近の私は自分のためだけに生活している。そういう自分にとって、家族でも恋人でもない他者のために動いている登場人物たちに胸打たれた。(特に渋川さんが演じてた元上司😭)限られた時間と体力の中でそれを行うことがいかに難しいかを、なんとなく分かり始めた気がするからだ思う。

•どこにも行けないと思うような状況であっても、「いつか大丈夫になる日が来るかもしれない」「あなたは1人じゃない」と語りかけるような、陽の光、電灯、夕陽(給湯室の蛍光灯も😭😭😭😭)…あったかいよ!登場人物たちのピンチを知らせてくれる演出さえも優しかった。

•大田区だー!と思うような場所がいくつかあったけれど、大田区はなんてこの映画にぴったりなんだろう。大田区はあなたに特に何も与えないけど、何も取りもしない、とりあえずそのままでいさせてくれる場所だから。

みんな大丈夫だよ!!
ケッチャー

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