あり得ないくらいにおもんない。1から10まで全部気に入らない。
最も気に入らないのは音の使い方。カット割りにスピード感がなく、もったりした印象になっているところにBGMがなさすぎる&代わり映えのしないインストしか使わないので、とても見ていられない。松村北斗も上白石萌音も画面を保たせるほどの演技力もルックスもない。映される街並もテレビ画面ならまだしも、スクリーンで映されるとインパクトに欠ける。グレーディングも柔らかすぎて締まりが出ない。期待したプラネタリウムも全くの拍子抜け。引き込まれるシーンがなく、淡々と大した含蓄のない会話劇が続く。描ききれない人物が多く、全員の背景がふわっとしたままで終わっていく。
PMSもパニック障害もそれなりに世間に浸透してきているし、目新しさもない。
何を評価していいのか分からない映画だった。
