ちぎり蒟蒻ザ・ムービー。
実は映画館で観るのは初めて。
最高の怪談映画で、原田芳雄が亡くなってからの終盤の畳み掛け方がぞわぞわする。
扉や引き戸、門、窓、鏡、切通などフレーム内にフレームを作って、これを彼岸と此岸の境界線として機能させる視覚的な話芸に圧倒される。
大楠道代の眼球舐め、雪の中で亀甲縛りされて逆立ちする原田芳雄など、フェティッシュだったり珍妙だったりするシーンも多いが、そこも含めて幻想的。蚊帳の中が一気に彼岸の世界へと飛躍する死に際の義妹との語りもゾッとさせられる。
相変わらず蒟蒻大量にちぎられてました。
最高!