雨宮はな

シアター・キャンプの雨宮はなのレビュー・感想・評価

シアター・キャンプ(2023年製作の映画)
5.0
本筋はコメディドラマ、間にミュージカルシーン。
本当の意味で差別がなく、あらゆる方面へのリスペクトにあふれた優良エンタメ作品!

ミュージカルシーンがあるから「ミュージカル映画だ」と勘違いされそうなのが不安だけど、そう思われても仕方ないほど良質なミュージカルシーンが挟まれている。
大人も子どもも、単純に全員がうまい!
年齢に関係なく「プロ」とか「本気」とかそういった気質の人しかいない。

ここに出てくる登場人物は本当の意味で多種多様、差別がない。
最近はどういうわけか、否定的な意見を述べる人や異性愛者が攻撃されるようになったけど、本当に多様性を求めるなら彼らだって受け入れられるべきだ。
意見を変えることだって変えないことだって、どちらも自然で尊いこと。
偏見だって理不尽だってある、嘘だってある。
それを取捨選択したり、最適な“居場所”を見つけるのが大切だ。
そんでもって、誰かの最適な居場所になるかもしれない場所を守るのは重要だ。
雨宮はな

雨宮はな