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Eileen(原題)のnoborushのネタバレレビュー・内容・結末

Eileen(原題)(2023年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

Eileen 2023年作品
5/10
ウィリアム・オールドロイド監督
オテッサ・モシュフェグ原作
トーマシン・マッケンジー シェー・ウィガム 
サム・ニヴォラ シオバン・ファロン トニー・パタノ
アン・ハサウェイ マリン・アイアランド
PEN/ヘミングウェイ賞受賞、ブッカー賞最終候補の
「アイリーンはもういない」の映画化。
1964年という時代背景、アル中の父親の世話をするため、
少年刑務所とで働く24歳の女性が主人公(マッケンジー)。ぱっとしない毎日で
性的な興味を内に秘め、父親に対する怒りを持っていた。
都会のエリート精神科医(ハサウェイ)が赴任し、その自分と全く違う
タイプに惹かれ、仲良くなっていく二人であった。
あるときクリスマスに精神科医の家に呼ばれると、精神科医は
ここは自分の家ではなく、父親を殺して収監された患者の母親が
住んでいる家で地下室に監禁したという。
精神科医の唐突な話の切り出し方にワクワクしたのだけれど、
そこがこの作品のピークとは思わなかった。
母親を殺して家を主人公が去って行くという、なんとも普通の展開。
小説はもっと主人公の心理描写が細かいのではないか、
それを映画化するにうまく表現できなかったのかと思う。
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