いす

TSUNAMIのいすのレビュー・感想・評価

TSUNAMI(2020年製作の映画)
3.2
正直、色々見たショートフィルムの中ではかなり好きな方だった。
(どうしても長尺映画と比べちゃうと、そもそものウェイトが違いすぎるので評価は厳しめになっちゃうけど、普通に良かった。)

展開が読めるとか、胸くそとか、レビューでは色々書かれてるけど、俺が他のショートフィルムと違うな、と思ったこと。↓

ショートフィルムを全体的に見てて(本当は結構色々見たけど、書くほどじゃないかと思って、filmarksには書いてこなかった)思ったのは、
どうしても短い時間の中でまとめようとすると分かりやすい描写が多くなって、安っぽく見える、興醒めしちゃうことが多いけど、その中でもこれは結構リアルに徹底してて、緊迫感が漂ってた。
短い時間の中でキャッチーな説明描写が少ないと、当然、話としての起伏は平坦で地味なんだけど、個人的にはそれよりも描いてるリアルから滲み出る「怖さ」が勝ったなという印象だった。

もう5,10分足してもいいから、仲違いした友達との友情や、犯人との心の距離の描写とかあったら、最高だったな。

あと、主役の子が演技うまかった。本当にパニック寸前の怖がり方が、こっちもヒヤヒヤした。
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