ノラネコの呑んで観るシネマ

死霊館のシスター 呪いの秘密のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.1
「死霊館」シリーズのスピンオフ第二弾。
前回倒したはずの悪魔のシスターが復活し、各地で聖職者を殺し暴れ回る。
あんま役に立ってなかったバディの神父はあっさり死んだことにされ、霊能力者の尼僧タイッサ・ファーミガの単独主演に。
前作もそうだったが、オカルト度は低めで、往年のハマープロのモンスターホラーなどへのオマージュ強し。
主人公は隠された古代の聖遺物を巡って悪魔と戦うことになるのだが、この悪魔は実態を持っているので、豪快に人間とどつき合う。
プロットは前作にも出てきたモリースの話と、悪魔の居場所を探すシスター・ファーミガの話のツートラックになっており、二つの流れが終盤収束する構造で、物語的には前作よりも面白い。
ビジュアル的にもなかなか凝っていて、「死霊館」ワールドのアベレージは十分超えている。
エンドクレジット中のアレを見ると、次はまた本シリーズの新作なのだろうか。
本シリーズとスピンオフは時代設定が違うけど、ファーミガ姉妹の共演も見たいな。