カタパルトスープレックス

死霊館のシスター 呪いの秘密のカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

3.0
「死霊館ユニバース」の2作品目で、スピンオフ「死霊館のシスター」シリーズの二作目です。他の死霊館より年代が古く、舞台も大きいのが特徴。

本作は『死霊館のシスター』の続編で、再び悪魔ウァラクと対峙します。前作のバーク神父はコレラで亡くなっていて、今回は修道女アイリーン(タイッサ・ファーミガ)がメイン。前作で悪魔ヴァラクに取り憑かれたある人物をめぐる話。『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)と『死霊館のシスター』(2018年)の予習は必須。

前作の欠点である場所が大きいゆえのアクションが、これまでの死霊館ユニヴァースの作品群の「静」の怖さを薄めている。アクションに振るのであれば『ヴァチカンのエクソシスト』(2023年)みたいに振り切ってしまったほうがよかった。

あと、前作『死霊館のシスター』と同様にキャラクター造形の深堀りが足りない。前作と同様の物足りなさを引きずった一作でした。