【呪いの器】
はぁぁぁ・・・・・。
こういう事があるから街中のシネコンってちょっと嫌いなんよ。
昨日は仕事も早々に切り上げて18:35の回に滑り込んだんだけど、周りを見渡すと高校生らしき集団が20人以上(!)それもみんな同じ制服なのできっと一緒に来たグループらしきことは一目でわかる。
まさか課外授業でホラー映画なんてことはないだろうから、もしかしたら部活かなんかの集まりで「一緒に映画でも行こうぜ~」「そうだね~行こう行こう!!」ってノリだったのかも。
上映前のCM中。
「ギャハハッ!!ポップコーンこぼしてるッて!」
「ちょっと~私の方まで飛んできたじゃ~ん」
(・・・まぁまだ上映前だし。若いってのはいいもんじゃのぉ、フォッフォッフォ。)
まだ全然怒らないdm。
上映開始。
(BAN!!!)
「キャ!ヘヘ、ビックリしちゃった(てへぺろ)」
「ハハハ、俺もだよ~」
(チャキン・・・)
dm、斬鉄剣に手をかける。
・・・でも不思議とその後はみんな大人しく映画に没頭していたようで、学生たちの事もすっかり忘れて映画に集中していた頃。
(・・・・ウフフフ)
(・・・フフ・・・・フフフ・・・アハハ)
(え?)
明らかに高校生の集団とは違う方向から聞こえてくる奇妙な笑い声。
どうやら一人で観に来ているらしい若い女性の方か聞こえてくる。
僕の隣のおじさんは既に(ハァ!)と何度も溜息をついて半ギレモードに突入していたんですが、何故かdmの中では逆にその女性の存在が気になり始めまして・・・。
っていうのも、この映画、そこまで笑えるシーンなんてないんですよ。
しかも、彼女は一人で来ているから隣の誰かと話して・・とかでもないし。
(・・・あ!あかん!!あの子、ヴァラクに取り憑かれてもうてるやん!!)
・・・それからはもう、恐ろしい場面と呼応するかのような彼女の笑い声に、段々と背筋に冷たいものを感じ初めまして・・・。
ありがとう、お姉さん・・・。
貴女のお陰で、2Dのホラー映画が体感型アトラクションとして楽しめたよ。
う~ん、まさにお値段以上のプライスレスなお得感。
・・・・んなわけあるかい!
ということで、続きはちょいネタバレなんで、フィルターかけて残します(笑)