連続する聖職者怪死事件。事態を重く見た教会は、かつて奇蹟の毒霧攻撃で悪魔・バラクを退けたアイリーンに捜査を依頼する。新たなバディと共に捜査するアイリーンだが、捜査線上に浮かび上がったのは前作で共に生き残ったナイスガイ・フレンチーだった・・！と、捜査物テイストが加わった「死霊館」ユニバース最新作。
ジェームズ・ワン組期待の新人マイケル・チャベス監督のホラー演出は過去作よりも更に冴えていて、撮影・照明の見事さも相まって現時点での最高傑作を作り上げる事に成功している。
と思ったらクライマックスでは「インディ・ジョーンズ」「ジュラシック・パーク」オマージュが突如炸裂、唐突なスピルバーグ・テイストまで投下されて更に楽しい。学校での子供達を交えたドタバタ・クライマックス活劇は「学校の怪談」の感じすら漂わせる。
前作では暗い後味を残して終わったフレンチーのドラマも今回で綺麗に幕を閉じたのが個人的には嬉しい。彼ほんと良いキャラだよね。
そして今回遂に「死霊館」シリーズとリンクしたキャスティングの理由が仄めかされて（あの瞬間だけ急に「メッセージ」とか「インターステラー」みたいになるのなんなんですか？）、これはもうクロスオーバー完結編やるしかないでしょう！
