当時は弱小メーカーのNIKEが今でも年間40億ドルの売り上げがあるエアージョーダンをどのように作り上げたかの話。
converseが47%、ADIDASが29%のシェアでトッププレイヤーは囲われており、17%のNIKEはランニングシューズのイメージしかない。
それでもジョーダンの才能を信じ、同じく息子の才能を誰よりも信じる母親とジョーダンというブランドは作られた。
靴は靴でしかない、誰が履くかでそれはブランドとなる。その様がアツかった。
オラジュワン、バークレー、ストックトンなど名だたるスターのいた当たり年で伝説になれたのはエアージョーダンはじめ、ブランド化出来たのも大きかったのだろうなと。
キング牧師のスピーチの伏線回収も良かったし、レベシェアに手を出した事をなげくベンアフレックも良かったし、運動不足の中年を見事に演じたマットデイモンも良かったし、ヴィオラデイビスも良かったけど、何よりもクリスタッカーの甲高い声とマシンガントークを久々に聞けて嬉しかった。
ジョーダンを過去の映像で見せて役者をほとんど登場させない演出も素晴らしい。
いやー良い映画だった。
余韻に浸りつつ、明日はエアージョーダン履いて出社しようと思った良作。
