84年、バスケット部門が弱小だった頃のNIKE。
起死回生をかけて、当時まだ無名だったマイケル・ジョーダンとの契約を狙う。
いまやNIKEを代表するバスケットシューズであるエア・ジョーダンがどのように誕生したかを描いた、実話ベースのドラマ。
実在する人物や出来事をベースにはしているものの、まあ映画だし、それなりに脚色とかは当然あると思う。
はしょりすぎてたり、キレイに描かれすぎていると感じる部分もある。
それでも、史実モノ映画としてすっごい面白かった。
”マイケル・ジョーダンおよびその両親を、どう口説き落とすか”
という部分に焦点をあてて、ドラマとして胸熱な展開が続くし、音楽が最高。
ブルース・スプリングスティーンの「Born in the U.S.A」やシンディー・ローパーの「Time After Time」などなど、当時流行った超王道中の王道ポップスが象徴的に使われるんだけど、やっぱ良いものは良いよ。
あと、笑える。
本当に笑えるシーン多い。
映画館で、観客があんなに笑い声を上げるのってなかなか珍しい。
海外映画って、日本語に訳してても、そもそもの言語とかカルチャーの問題で、本来意図しているであろう笑いの感覚が伝わりづらいことも多いと思うんだけど、「AIR」では素直に、日本語で見ているのと同じ感覚で笑えるシーン多かったと思う。
私はadidasが好きなんだけど、観ている間はさすがに「NIKEかっけえ!」って思いました。