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AIR/エアのNのネタバレレビュー・内容・結末

AIR/エア(2023年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

何かを一生懸命頑張る人はいつでもかっこいい。ソニーの言ってることを完全に理解して共感できたわけではなかったけど、懸命な人の言葉くらい…私にも聞こえる…って思い出しながら観た(ONE PIECE)

面白かったけど、ある程度の教養と80年代のアメリカ文化・音楽・バスケ業界を知らないと理解できない流れやセリフがちょこちょこ出てくるので明確に「わたし今損したな…」ってタイミングがあった。多分自覚してる以上に損してるシーンある。勿体無い。

バッシュの色に規定があることを知らなかったんだけど、マイケルジョーダンに合う完璧なバッシュが規定違反?なら罰金払ったれ!の根性が最高に熱い。これ本当なの…?熱すぎる。大好き。

これを観た数日後、渋谷でデカいエアジョーダンのロゴとそこに並ぶ人達を見かけてとても嬉しかった。それをエアジョーダンだと認識できたことも、エアジョーダンが未だに人気だということも。この映画を観なかったら素通りしてたものたち。



下記好きなシーンとかざっくりまとめ。

お母さんとソニーの初対面での会話は全体的に好き。
・「連絡せず訪問する趣味でもあるの?」
「私の多くの失敗のうちで最悪ですね」
のアメリカンな会話が好きで笑っちゃった。

・「欲しければ言うだけでなく行動しろ」
いきなり家に来るなんて失礼極まりない。でも…それはそれとしてあんたの根性は認める、っていうのがかっこよかった。普通に覚えておきたい言葉でもある。人生の片隅に置いておきたい。

・その後のデビットが電話でキレ散らかすとこも結構好き。ヒートアップしすぎて悪口になってんだか微妙な下ネタを叫びまくるのが面白くてソニーと同じ顔になる。

・スラダンにどハマりしてるから「バスケ界のMr.ミヤギ!?」って一瞬反応したけど、そのミヤギだった場合バスケ界のミヤギはミヤギだから絶対違うじゃん…ってなった。ベストキッドの話ね。映画の教養が足りない。

・Fuck it. We should do it.
 熱い。

・軽快な音楽と共に走り出すソニー。これで映画締めだな…と思ったらプツッと止まって「キツいな」、即放棄。ソニーの人間味◎
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