ものすごく楽しんだのだけれど、やっぱり最近のこの手の映画が展開するストーリーの構造に引っかかってしまう。
多すぎない?
実在した人物、あるいは本当に起きた出来事を基として、感動のストーリーを組み上げる手法。
今に始まった手法ではないだろし、それを悪手だと言いたいわけじゃない。なんならそういう映画に何度も心を動かされてきたし、大好きな映画もたくさんある。
ただ、それでも何かが引っかかる。
完全な素人の私見だけど、効率よく品質の安定した作品を作るために、そういった方法で成功した映画をテンプレートのように使っている節があるのではないだろうか。
みる側の心を簡単にハッキングしようとするような態度がうっすらあるように感じてしまう。
何でそういうふうに感じてしまうのかはわからない。
でももし本当にそういう意図があったとしたら、それはみる側を馬鹿にしているような傲慢な態度だと思う。