それまでただのランニングシューズだと思われていたNIKEのバスケットポール部門が、期待の新人との契約を取り付ける為に、伝説のシューズ《エア・ジョーダン》が生まれたというストーリー。
「靴はただの靴だ。誰かが履くことによって意味が生まれる。」
このストーリーの主役はあくまで靴であり、伝説のプレーヤー本人のマイケル・ジョーダンの姿は背中や影だけ。
あとは学生時代の実際にプレイしていた姿や、エンディング前にかいそう回想される本人映像だけで、契約に関してはどちらかと言えばお母さんの方が中心です。
そんな奇跡的な契約を取り付けるまでのエージェント役に中年太りのマット・デーモン、ナイキ社CEO役にベン・アフレックが演じて、そのバックには当時の懐かしい映画のワンシーンやヒット曲の数々が流れるのも懐かしい！
実話とはいえ、トムクルーズの『ザ・エージェント』やケビンコスナーの『ドラフト・デイ』にも通じるような、契約前夜のひりつく攻防もさることながら、何よりお母さんの敏腕マネージャーぶりが凄い。
そして何よりNIKEだけは履かないと言っていたジョーダンを落としたシューズを作った、職人的な彼らの目線が熱い！
それにしても今改めて見ても、やはりジョーダンのプレイは格別ですね。
