松山洋

アナログの松山洋のレビュー・感想・評価

アナログ(2023年製作の映画)
4.0
誰も悪い人が出てこないタイプの優しい世界の作品。たぶん『アナログ』というタイトルにも込められた「スマホを持たないだけでこんなにも世界の景色は変わる」というメッセージだと私は受け取りました。

物語としては非常に丁寧で王道。(北野武さんこういう作風もあられるんですね)

もうただひたすらに波瑠さんが尊くて美しく見える。

最後まで優しくて希望が持てる作品に仕上がっている点は好感が持てます。

私だったらここを気にするという点を挙げておくと「なぜ木曜日だったのか」「なぜスマホを持たなかったのか」という部分はもっと強調して良かったと思う。

そのへんが???というままだったので泣くほどでは無かった。

けど非常に丁寧な良作でした。
松山洋

松山洋