アナログのゆのネタバレレビュー・内容・結末

お話も映像も心情も割と穏やかに進んでいく物語。
主人公がプロポーズをすると決めヒロインを待つ、そこにヒロインは来なくて事故に遭う。話は王道だけどそこに少しの歪みを加えるのが、携帯を持たない彼女と毎週木曜日決まった場所で会う口約束をしている彼は、彼女が事故にあって昏睡状態だと1年の時を経て知るということ。
糸電話のシーン、悟のプロポーズに私も悟さんと一緒に生きていきたいって答えてたんだって分かって、なのにすっと2人を幸せにしてくれない神様のいたずらが辛かった。
自分にも介護を手伝わせて欲しいせめて毎日逢いに来たいっていう悟に厳しいようだけどあなたは他人なのというお姉さん。それに、そうだとしても僕達は家族になろうとしたんですって悟が泣きながら返すシーンがとても印象的で感動した。
静かな愛の物語に笑いを添えてくれる親友3人のやり取りもこの映画の魅力だった。
何よりも役柄も相まってとにかく綺麗で可憐で儚い波瑠ちゃんが素敵でした。衣装もお嬢様感の強い服多くて凄く似合ってた。トータルして造形美。