dm10forever

アナログのdm10foreverのレビュー・感想・評価

アナログ(2023年製作の映画)
4.0
【安心】

皆さんは「時計の文字盤」って、数字派ですか?それとも針時計派ですか?
最近はどちらもデジタル表示で出来るようにもなってきましたが、あえて・・というところで。

僕はやっぱり「針時計派」なんですよね~。
多分、一番の理由は見やすいからだとは思うんですけど、デジタルの数字って、前後が見えないって言うか、ただ「その瞬間」だけしか教えてくれないっていうか・・・。

きっとね、子供の頃から「時計が読めるように」っていう教育の一環として至る所に針時計が置かれていたのも良かったのかもしれないけど、今となっては数字だけの時計が何とも味気なく感じてしまって・・。

まるで、時計の針の位置を確認しながら一種の「空間認識」を行っているような気もするんですよね。
(あの針が「12」に行くまでにこの仕事を終わらせよう!)みたいな。

時間の経過の中に「空間」だったり「場所」だったり、何らかの存在を感じることが出来るっていうのって、やっぱり針時計なんだよな~って。
え?それって俺が年だからなのか?!
これって年齢関係ないですよね、きっと(笑)

秒針の動きや、砂時計の砂が落ちていく様子をただ眺めるだけっていう「超絶もったいない時間の使い方」の中にも結構色んなことを感じてみたりして。

そんな「目の前にあるもの」だからこそ、その前後に思いを馳せることもできるんじゃないかな~って。

そんなセンチメンタルでちょっぴりメランコリックな一面もあるdmのよもやま話。
続きはネタバレも含みますので、フィルターをかけていつもの喫茶店で・・・。
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