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スラムドッグスの鹿のネタバレレビュー・内容・結末

スラムドッグス(2023年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

間違ってもデニス・クエイド目当てで観に行ってはいけない。
こういう(?)映画を観ると、やはり映画はひとりで観に行くもんだよなぁ~と、しみじみ思いますね。チケット購入時(上映10分前)は鹿ひとり。滑り込みで入ってきたポップコーン持った女子二人組はなぜか鹿の真後ろの席に座ってキャッキャしていたが、本編が始まると物音ひとつたてなくなり、いつの間にか退場していた。

作品としては、愛されていると勘違いした犬と、疫病神扱いして捨てようとする飼い主。何度も何度も遠くに連れてってボールを追いかけさせてる間に置き去りにするのだが、毎回ボールをくわえて帰ってくる。それはまるで呪いの人形が捨てても捨てても戻ってくるようでもあり、何度も家に戻ってくるヘンゼルとグレーテルのようでもある。殺さないだけマシなのかどうなのかは分からないが、ヘンゼルとグレーテルはおいといて、飼い主にとってはホラー。打ち合わせもしてないのにきっちりチームプレーで初志貫徹の復讐を果たす犬たち!復讐される側がクズ過ぎて、同情させないようにしているのがこの物語を成立させているキモである!
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