きしまみ

プーチンより愛を込めてのきしまみのレビュー・感想・評価

プーチンより愛を込めて(2018年製作の映画)
3.6
沈黙の証人は共犯者と化す。

自身の後継者としてプーチンを選んだエリツィンだが、やがて自身が利用されていたことに気が付く。大統領就任前は民主主義を尊重してエリツィンと国民のご機嫌取りをしていたプーチンであったが、本当の彼は完全に赤だった。
気軽に路上でビールを飲める日を心待ちにしていた人間が数十年後、自ら大統領任期を延長する独裁者になるとは誰も想像できなかっただろう。一般国民として自らが作り上げたロシアと対峙する日は来るのだろうか。
プーチンお得意の鋭いジョークにはクスッときた。あとクレムリン広い。
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