ひろさん

プーチンより愛を込めてのひろさんのレビュー・感想・評価

プーチンより愛を込めて(2018年製作の映画)
3.9
プーチンのプロパガンダ映画を作る目的で撮った映像なので、プーチンの本心が語られていると思われる。
車内で語る「不自由な君主にはなりたくない」や「為政者として長く続ける気はなく、一市民としてビールを飲みたい」という発言は当時の本音だったのだろう。
しかし、新しい取り巻きが現れて大統領選で一緒に戦った人々を排除し、かつてのCCCP(Союз Советских Социалистических Республик)を復活させる気持ちが強まる中で変遷していったのだろう。
スターリン時代を批判的に描いた「太陽に灼かれて」を撮ったニキータ·ミハルコフが、プーチン大統領誕生後にソ連時代の国歌の曲を使った新しい国歌を作詞した父親のセルゲイ·ミハルコフとともに、録音スタジオ内で意気高揚している姿に違和感を感じた。
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