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おまえの罪を自白しろの鹿のネタバレレビュー・内容・結末

おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

予告見ると~、意識的にミスリードしてると思うんですが、中島くんが堤氏の罪を暴く、みたいなストーリーを連想させるものになっている。で、実際は……なんかすごい肩透かし感が……。ミステリーにおいて、意外性とか、もう出尽くしたなかで大変なのは分かるけど、国家規模くらいの大風呂敷を広げておいて、それかい!っていうオチ。なんか急転直下、庶民のささやかな幸せを壊した恨み、みたいになって、証拠が見つかるのを怖れて開発計画を阻止するとか、どっかでみたことあるような動機。すべて、「社会が悪い、政治が悪い」としか思っていない犯人にどう同情すればいいのか。親子3人で幸せだった頃の回想を見せられて、どう感動すればいいのか。なんか伝えたいことがあるんだろうな、それが何かは分からないけど。

以下余談

これを観に行く途中、電車のなかで、突然の腹痛が。冷や汗がダラダラ出て、次の停車駅でとりあえず降りた。初めて降りた駅なのでトイレがどこかも分からない。ちっちゃい駅でホームには鹿ひとり。短い階段を下りるともう改札口だ。振り向くと、ゆるやか~なスロープの先に扉全開のでっかい多目的トイレが!最後の力をふりしぼり、手すりを持って中腰でスロープを上り、トイレにたどり着いた。こもること十分弱、まぁまぁ気分が良くなってトイレから出ると、線路の点検か何かをしている作業員3人が鹿を見ていて目が合った。すぐに来た電車に乗ったので、気まずい思いを長くしないで済んだが、おそらく作業員たちの間で「なかなか出てこないな」「中で倒れているんじゃないのか?」「ようすを見に行ったほうがいいんじゃないか?」「おまえ行けよ」「いや、おまえが行けよ」なんて会話が交わされていたのではないだろうか。よけいな気をつかわせてすみませんでした。
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