このレビューはネタバレを含みます
……キュンキュンもドキドキも､しない｡
ただ、イライラする。
早くお家に帰りたい。
やっと終わって、お出口は前扉から。
早くお家に帰りたいので鹿が先頭。
いつもなら､スタッフが開けてくれているのだが、開いてない。まず黒い遮光カーテンを開ける。いくら分厚い遮光カーテンでも、まったく光が漏れないということはないので､カーテンを開けても扉があることは予測していた。押すのか引くのか分からなかったが、とりあえず押してみたら開いた。するとそこは通……路ではなく１メートル四方位の真っ暗な空間だった｡「えっ？」と心の声を漏らしながら引き返そうと振り向いたら、ハーメルンの笛吹よろしく若い女性たちが列をなしている。……今さら後戻りはできない。正面の壁を押すとドアで間違いなかったようで開いて今度こそ通路に出ることができたのだった。
今日の出来事に教訓があるとすれば、「早くお家に帰りたくても先頭をきってはいけない」それとも「鹿を見かけても鹿の後をついていってはいけない」だろうか。
