れとま

交換ウソ日記のれとまのネタバレレビュー・内容・結末

交換ウソ日記(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

まずアオハル映画の定番、イケてない設定キャラクターのヒロインが、まずめちゃくちゃかわいい定番中の定番なので、
これは最初から萎えか?萎えなのか?と身構えましたが、
やはりそこは、アオハルにもってこいの高橋文也さんが全部まるっとまとめているような感じでした。

ただ途中節々に、そこはさすがにかっこつけすぎじゃないという演技が若干気になり没入できない感覚になりましたが、
例えば右左にコーンを置いて瀬戸山が自主練をしているところなのですが、

座って水筒を飲んで回して閉めてバックにしまうまでのシーンは、さすがにかっこつけすぎでオーバーな演技かなぁと思いました。
そんなくるっと水筒の蓋まわさなくたって、瀬戸山はめちゃくちゃかっこいいのだからとちょっと笑ってしまいました。

そして現実では絶対にありえない脇役やいけていない女子が学校のスター男子と恋仲になるという設定をいくらフィクションで見ようと思っても、あまりにヒロイン役の女優さんが
いけてない女子という設定なのにもかかわらず
私プライベートでめちゃくちゃモテてますよ的なイケイケモテモテぶりぶり感が見え隠れするのが終始気になりました。

さすがにこんなにかわいい子をヒロインに持ってこなくても良いのではないかなぁと思いました。アオハル映画はほぼ全てが現実とかけ離れたフィクションであると思っていつも視聴していますが、このかわいさはあまりにもフィクションすぎるかなぁ。笑

そして、主人公の男性が恋を最初している相手の女優さんが主役を務めるヒロインの女優さんより華やかさが劣る感じなのもちょっとフィクションすぎるなぁと思いました。

学校のスター男子が最初に好きになる設定の役であれば、とびきり美女の華がありまくりのキラッキラな見栄えの女優さんを起用してもよかったのではないかなと思います。

でないと、ヒロインであるいけてない女子生徒を設定で演じている女優さんのが、あまりにかわいいちぐはぐな見栄えで、ちょっと最初笑ってしまいました。
いけてない女子設定が学校一のモテ女子を食ってしまうビジュアルではやはり設定に無理がある感じはしました。


個人的には、英語を教えに家に行ったときの瀬戸山のメガネ顔ドアップの破壊力は相当でした。

結末のエピソードは、一般的なアオハル映画と比べて付箋回収というか種明かしが非常に面白かったです。

そして大人になった展開もしっかり描ききっているところが、これまでのアオハル映画にはない終わり方で非常にスッキリ気持ち良い終わり方ですごく好感が持てました。

とにかく、このアオハル映画は
主人公の2人にもその脇を固める登場人物にも
誰一人全然嫌悪感を抱かない非常に終始楽しく後味の良いアオハル映画だと思います。
お勧めです。
れとま

れとま