このレビューはネタバレを含みます
2023年9月末で惜しまれながら閉館が決まった、京都みなみ会館での監督のアフタートーク付き特別プログラムで観てきました。こちらは、活動再開を決めた新生サニーデイ・サービスをハマジムのカンパニー松尾監督が追いかけたドキュメンタリー映画になります。元々は2020年のツアーに密着したライブドキュメンタリーにするつもりが、パンデミックによるツアーの延期で考える時間ができてしまったこと、関係者へのインタビューが思いのほか充実したことで、本編に少し挟み込むだけのつもりだったヒストリーパートが大部分を占めるようになったこと、他にも上映後に語られた、松尾監督の製作秘話がいちいち面白すぎたので、それを踏まえてもう一度観たくなりました。CD付きパソフレットも大充実の内容で、作品をバッチリ補完してくれます。オリジナルメンバーを亡くした後に、新宿ロフトで行われた追悼ライブでは、鬼気迫る形相で演奏された二人だけの「セツナ」を観て涙が止まりませんでした。新メンバーが加入した新生サニーデイの今後の活動が楽しみです。
追記
2023年11月のボロフェスタと12月のツアー奈良で「セツナ」を回収できた時は最高にブチ上がりました。
