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ボストン・キラー:消えた絞殺魔のukのレビュー・感想・評価

2.8
1960年代に起きた連続女性絞殺事件を題材にしたサスペンスミステリー。
女性の社会進出が進んでおらず、女性というだけで差別や慢侮されていた時代。そんな時代に事件解明に尽力した女性ジャーナリスト2人が奮闘する。
リドリー・スコット監督。
近年のリドリー・スコット監督はこのような男性・女性といったセクシャリティを扱うイメージが多い気がする。
今作でも、ボストン警察があまりにも無能で全く事件解明できないことに腹を立てた主人公ロレッタ(キーラ・ナイトレイ)とジーン(キャリー・クーン)が新聞で警察批判を掲載するよう記事を書くが新聞社のトップや上司はリスクが大きい。と及び腰になる中、強いジャーナリズムで強行突破する。など分かりやすく対比する場面が多いと感じた。
あとはSNSがない時代、いわば新聞が今のSNS。事件解明に尽力する2人の写真を掲載することでロレッタとジーンの身元が犯人に割れ、窮地に陥る。
やはり、いつの時代も個人情報の扱いは慎重に行うべきだ。と痛感。
ただ最後の展開などは極上のミステリーであり、サスペンスだと思うが、作風なのか、演出なのか、展開なのか、自分には合わず観終えるまでに3日を費やしてしまったのでこのスコア。
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