Punisher田中

暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャーのPunisher田中のレビュー・感想・評価

4.3
ドンドン!ゼンリョクゼンカーイ!!(意味不明)なスーパー戦隊破茶滅茶2作品のVシネ。
Vシネといえば、一見大人向けを想起させるものだが、しっかり子供向けであり、大きいお友達向けでもある万能型な作品で私達、大きなお友達も非常に楽しませていただきました!

いや〜、本当に良かった。
本編同様に明るく忙しないゼンカイパートはとにかく元気いっぱい。
久々に観るこちらもいつかの2021年度の日曜朝9時同様に元気にさせてもらった。
この懐かしい喧騒に浸りながらも、キーポイントでドンブラパートへと切り替わる忙しなさは、実に両作品との親和性が高い編集。
我らが井上御大によるドンブラ脚本がこれまた巧妙で、ギャグパートとシリアスパートのオンオフが凄く上手いし、斜め上を行きすぎる展開の数々がドンブラを不滅の物として成り立たせていたのにはビックリ。
今後のドンブラ関連作品にはまたもや目が離せないヒリヒリした全く容赦の無い内容だったのでは。
特にドンブラなんかは毎話毎話、目に見えなくとも大切な物・事柄を描いていたが、今作でもその志は健在で。
社会で忙しなく生きる僕らに対しての復習であったり、これからを生きる子供達への大事な予習を今作でもしっかり講じていて根本は全く変わっていなくてホッとした。
終わっても尚、僕らに元気をくれる両作品、こうなりゃとことん毎年やりあってくれ〜〜!となる、良いVシネだった。