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ミンナのウタのクリームのレビュー・感想・評価

ミンナのウタ(2023年製作の映画)
3.7
清水崇監督らしさが、チラリと出てて、噂通り楽しかったです。あの少女のお家は、完全に呪怨テイストでテンション上がりました。マキタスポーツさんが探偵役で、GENERATIONSに対する知識が私と同レベル。劇中、彼に説明があり、とても観やすかったです。白濱亜嵐がリーダーなの初めて知った💦

メンバー小森は、ラジオの収録中に「送ったテープを流して」と女の子の声で電話がかかって来た。スタッフが30年前の古いテープを発見。 「ミンナのウタ」と書かれていた。 小森が倉庫に行くと、テープを持って謎の歌を歌う女を発見したが直ぐに消えた。小森は様子がおかしくなり失踪。ツアーを控えていた為、マネージャーの凛は、探偵の権田に小森の捜索を依頼した。猶予は3日間。



ネタバレ↓



メンバーに話を聞くと、皆、制服を着た幽霊の少女を見たり、例の歌が聞こえたり、口ずさんだりしていた。そしてそのメロディが呪いを伝染させていた。
白濱亜嵐、マネージャー凛、探偵の権田を中心に、GENERATIONSのメンバーは呪いを解く方法を探す。
テープに書かれていた高谷さなという名前と住所から家へ。中務は高谷家の階段にいる男の子を見つけ、家に入る。母親のループ行動の後、母·幽霊が突進して来て、パニックに。
さなは権田と同学年だった。30年前の担任に話を聞く。 さなは母から、あなたを生まなければ良かったと言われていた。
さなと敵対していた女子生徒が屋上から飛び降り自殺し、さなの家を訪問した担任は、両親が彼女を殺害するのを見た。
権田がテープのB面を聴くと高谷さなが殺した猫の断末魔や、同級生が飛び降りた時の音声が入っていた。
白濱亜嵐、凛、権田は再びさなの家へ入ると過去の映像が見えた。さなは、2階の部屋で自分の首をコードでくくり、父と母をだまして部屋の外からコードを引っ張らせ、自らを殺害させた。 凛が2階へ行くと、彼女が死ぬ瞬間にタイムスリップし、凛は彼女を抱きしめます。すると涙を流し、死んでいった。
その瞬間に呪いが解け、GENERATIONSのメンバーは戻って来て、無事、ドームでのライブが始まる。 盛り上がる中、凛は会場で、さなの幽霊を発見。 さなはテープレコーダーのスイッチを押した、そして、ライブ会場で呪いのメロディ「ミンナノウタ」が流れるのでした。

ハッピーエンドと見せ掛けてのバッドエンドは、大好き。若干、GENERATIONSのプロモっぽい感は、あるけど出来の良いJホラーだったと思います。怨霊さなのビジュアルや動きが中々良くて、自動販売機の下で腕と頭を突っ込んでいるシーンは好きでした。また、カセットのB面を聴くと、さなが殺した猫や女子生徒の断末魔が再生される展開もラストも楽しめました。

俊夫君は、あの「呪怨」の俊夫君と関係あるのか?
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