このレビューはネタバレを含みます
前半怖かったし怪異の成り立ちも好き。でも後半がちょっと雑な気がした。
さなちゃん可愛いし、少女怪異にありがちな可哀想路線ではなく、サイコ路線でいったのが作品の評価に繋がってそう。
「親に愛されない、クラスメイトからいじめられる可哀想な自分」を演出するタイプの人間は創作内ではまあ見かけるけど、普通に良い人っぽい親を罠にはめて自分を殺させるパターンは初めて見たので驚いた。
歌を作るために他人にとどまらず自分すら材料にするところ、常軌を逸していて面白い。
でもなんで怪異になれたのか分からない。たぶん気にしちゃいけないポイントだろうけど。