えな

安宅家(あたかけ)の人々のえなのレビュー・感想・評価

安宅家(あたかけ)の人々(1952年製作の映画)
4.4
知的障害のおじさんとその世話のために結婚した奥さん。その義理の弟とその新しい奥さん。という事情の多い家族の同居生活。
実際にどれだけ大変かを考えると奥さん(お姉さま)の行動を咎められない。危ないこともたくさんあった結果の制約だろうし、詳しく描かれてはいない壮絶な苦悩やその果てに辿り着いた覚悟は容易に想像できる。それでも失ってはいなかった嫁としての想いがあり、猛烈に切なくなってしまった…。秀逸な話だった。
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