食人族4Kリマスター無修正完全版のNのネタバレレビュー・内容・結末

食人族、悪魔のいけにえ　ヒフとニクの日記念上映で鑑賞。

さわやかなオープニングと途中入る軽快な音楽の中でのグロに継ぐグロ、見終えた後これは確かに問題作と言われるような内容だった。

ただ、話の中にテーマ性があったのは面白かった。
興味本位でズカズカと食人族達の地域に勝手入り撮影し、荒らし、女性を襲い、火をつける若者達とそれを放送して視聴率を稼ごうとする文明人。
食人族とどちらの方が野蛮人なのか。
てっきりただのスプラッタ映画だと思っていただけに驚きだった。

グロは評判通りだったけど、どちらかというと動物を殺害、解体するシーンの方が多く感じた。
これは苦手な人は本当に苦手だろうなぁ。
毒蛇に噛まれたガイドの足を切断するシーンと杭で貫かれた女性のシーンは映画とわかっていても嫌な汗をかいた。
序盤のミゲルのイケメンっぷり裸体っぷりも良かった。

四人の探検隊が出発前に見事な前フリをして、道中でヘイトを極限まで稼いで最後の30分、悲惨な最期を遂げる姿はお見事でした。

最近のリアルに近付いたグロテスクさよりも、いかにリアルに見えるか工夫して撮っている分、想像力が働いて昔の映画の方が怖いなぁと改めて感じた。
1900年代後半のグロテスク映画としてとても高いクオリティだと思う。