アマゾン川上流の密林…"グリーン・インフェルノ"と呼ばれる未開の地…若く野心家な映像作家4人がその未開の地へと旅立った…

…だが…彼らが戻って来ることはなかった…

捜索隊として"グリーン・インフェルノ"に入ったモンロー教授は、変わり果てた姿となった4人を発見する…いったい何が起こったのか…奇跡的に残されていたフィルムを回収し、そこに映っていた記録を観たモンロー教授は思わず呟く…

"…いったいどっちが食人族だ…"

40年ぶりですよ…しかも、4K無修正…何で今更的な気持ちは置いといて…まぁ〜綺麗にエゲツない…

モキュメンタリーの元祖と言っても良い本作ですが、改めて観ると強烈な文明批判が前面に出ている中々の社会派ホラーではないかとの感想を持ちます…全く古さを感じさせない。

イーライ・ロス版の方がグロさは上かもしれませんが、人体崩壊の図よりも、むしろ亀だの猿だの豚だの実際にぶっ殺すシーンの方がグロく、今では絶対に撮れないでしょうから、今作のメッセージ性は他を寄せ付けない強さがあるのかもしれません。

公開当時、あの有名な串刺しシーンが前面にフューチャーされたポスターを観る度に、流石にコレは観てはいけないのでは…と思いつつ…観に行きましたけどね…親には別のを観るとウソ付いて…

久々の鑑賞ではあったのですが、こんなに爽やかなテーマ曲だったとは…

劇場は結構満席で、シネマート新宿ではTシャツ売り切れだそうです…まだ公開二日目ですよ…本作の人気の高さを痛感した次第です…客層もマニアックなおぢ様達がうようよ…かく言う私もそんなマニアックおぢさんの一人ではありますが…

30数年前、中学生の頃にこの作品に出会った。
”死霊のはらわた〟に衝撃を受け、それに続くような映画を求めていた。

”食人族〟…⁉︎

なんておぞましいタイトルなんだ…
パッケージもインパクトがあった。
小さなビデオ屋でずっと貸し出し中だから、好奇心旺盛の自分は観たくて観たくてたまらなくなった。
数週間待って、ようやく借りることができた。
ドキドキ、ワクワクしながら友達の家へ。

そして、ついに観てしまった…


えっ……

マジ……

ドキュメンタリー調でリアル過ぎる。
これ本物じゃないのか…⁉︎


中学生の自分には色々な意味であまりにも衝撃すぎた…
いや、衝撃という言葉じゃ足らないかもしれない。

50過ぎて、今まで何本の映画を観てきただろうか…
おそらく数千本。
インパクトが残った映画は数あれど、トラウマになった映画はそうはない。

これだけははっきり言える。

この映画は本当にやばい…

今日、30数年ぶりに観ようと思ったけどやっぱり無理だった…

まだ観てない方は、絶対に観ないでください

4Kリマスター無修正完全版って、確かに画質よくてモロだったけど、必要だったのか？
と言いつつ、これを劇場に見に行く俺も俺…。
見ても何の得もなく、胸クソ悪いだけだった。
日曜の夜に見たので、あした仕事したくない。どうしてくれるんだ。