こころとからだ

瞳の奥の秘密のこころとからだのレビュー・感想・評価

瞳の奥の秘密(2009年製作の映画)
3.4
昔ながらのていねいな進行だが、最後に畳みかけてくる。クラシックさとサスペンスが面白いバランスで交わり、ほどよい緊張感が楽しめる。

最初からずっとテンポは遅めなので少し長く感じるが、物語はどんどん進んでいくため退屈だったり苦痛ではない。

犯人の推理が勘という、物的証拠が一切なくそれでも進んでしまう都合の良さはやはり気になる。

ゴメスも社会的には普通の一般市民かと思いきや、釈放後になぜかマフィアみたいにキャラが変わってしまっていて、あの辺もディテールが展開ありきでつくられている感じがして、リアリティに欠けた。