いぇーがー

ブラック・デーモン 絶体絶命のいぇーがーのレビュー・感想・評価

3.2
まぎれもなくサメ映画ではあるものの、どちらかというと社会派なホラー映画な面が強調された作品なので、近年のトンデモ系サメ映画を期待すると肩透かしを食らうと思われます。

サメ映画としてみた場合は、
冒頭で襲われるシーンはあるもののサメの姿が中盤まで全く出てこない
中盤に派手に登場するものの、それ以降もあまり出てこない
水着のねーちゃんなどエサ要員がほぼ出てこない
幻想を見せるタイプのサメは新しい
サメを倒してハッピーエンドというわけでもない
と、どうしても評価し辛い点が多く、
荒廃したメヒコの街とアステカ文明を絡めた伝承、熱血漢かと思いきや色々と不穏な動きが明らかになっていく主人公、そもそも鮫自体が幻想ではないのか?ともとれる描写など、サメ映画ではなく社会派作品として評価すべき作品かなと思います。

まあ、社会派作品として評価するとしても色々と雑な描写が多いので高評価もつけにくいというのが難点ですがね…
いぇーがー

いぇーがー