社会のダストダス

オクス駅お化けの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

オクス駅お化け(2022年製作の映画)
3.0
尺が短めで可愛いおなごが主役のホラーなら大抵どんな映画でも満足するので、それなりに良かったし、最後のほうの畳み方とかは韓国映画らしさを感じる。

『リング』の脚本家が参加しているので、それっぽい井戸の使い方に、『呪怨』の監督の作品みたいに出たがりな怨霊さん達と、Jホラー的な懐かしさだけど今やるとむしろ新しいんじゃないかと思える鉄板演出。

不満を挙げるとするならばひどい目に遭うのが大体イケメンかオッサンだったので、もっと主役のナヨンちゃんが悲鳴を上げながら逃げ回る姿を見たかったことだ。そのあたりはゲスい撮れ高に敏感な日本やハリウッドのホラーに韓国も学ぶべき部分が多いか。

怨霊として出てくる子供たちが割りかし可愛い目で、しかも黒塗りなので暗い場所での脅かしシーンでは背景と擬態してあまりよく分からないという致命的な欠点も。死体洗いのおじさんや被害者の妹のほうがアップの解像度が高くて顔が怖い。でも、いいんだ、ナヨンちゃんのアップは可愛かったから。

結局のところ冒頭のシーンとどう繋がるのか、アホなのでよく分からなかった。