コーディー

オクス駅お化けのコーディーのレビュー・感想・評価

オクス駅お化け(2022年製作の映画)
3.3
ゴシップサイトの記者が不審な出来事相次ぐ駅でスクープと共に引き寄せる呪いの真相。
という特に新鮮味の無いジャンプスケア頼りなホラーやけど、超自然の謎が明かされる程に人間の愚かさも伝播していく展開はそれなりに陰湿で不快で怖いし…制約を煽る変な法則も込みでw楽しめた。

ジャーナリズムと閲覧数稼ぎというジレンマに陥りながらも、怪事件の取材を通して記者としての精神を養っていくナヨン。真相に近付く程に取り巻く状況は悪化するものの、お化けに触発されながら真偽を見極めていく彼女の成長物語や、現代社会への警鐘も盛り込みながらの展開はなかなか面白かった。

ただようやく面白くなりそうな呪い展開があったのに意外と駆け引きはアッサリで『リング』で言うところの時間的な切迫感みたいなのも弱く勿体ないなって思ったし、もっと早く種明かししても良かったかな。
と、個人的にゾクゾク感は冒頭がピークやったけどw恐怖演出など要所は押さえた悪くないホラーでした。