観た。
凝りまくっている脚本を102分によくまとめられていると思うし、ちゃんと面白い。
だけど、流石に情報多過ぎるかな。エピソードも盛り盛りだし、演出もやりたい事入れ過ぎ、というか。
アメリカ人ならカトリックの話や南軍の話は理解できるから、もう少しスッと収まる話もあるのかもだけど。
そもそも、主人公の彼が小人である必要性とか、あったのかなぁ。
恋愛依存症の船長が、襲ってくる件とそれをオペラにしちゃう発想は面白かった。オペラの台詞にニヤついてしまう。
潔癖症のアン・ハサウェイも役柄にあっていて良いし、若い2人の恋愛にまつわるあれこれも単体なら良いんだけど。この辺りも盛り込み過ぎだと感じてしまう。
勿論、これらの広がりを経て最後の船での脱出劇になるんだが、船長室での変な告白もどうかなぁ、、心境の変化が急過ぎな気も。そこまで魅力的な女性かなぁ。それより、ストーカー時の変な人っぷりの方が印象強いけど。
ラストのアンハサウェイの修道女オチはチャーミングで好き。
でもその後のエンドロール始まりが実写バックで…どんだけやりたい事あったのよ、となった。
引き算も大事よ。
レベッカ・ミラー、脚本・監督