ナベ

ブルックリンでオペラをのナベのレビュー・感想・評価

ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)
3.5
何だかものすごく生温かく、リアルだった。
人間って時にアグリーな感情を抱くし、その場の感情に圧倒されてロクな判断だができないし、それをやさしい眼差しで切り取ってくれていた。

これくらい複雑なのが人間だし、結局最後は愛情なのだ。どんな形であれ。

後ほど監督自身のインタビュー記事を読みました。そこで目に留まった箇所。
『本作は「私たちは誰もが一人で存在しているわけではなく、他者を通して存在している」ことを表しています。それをニューヨークの多層な社会構造とともに見せることができればと思いました。』

本当にこれが綺麗に表現できていたので、純粋に凄いな監督、という気持ちを抱きました。

ちょっと欧州風にしたかったアメリカ映画みもある。
俳優陣もとても良い。
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