社会のダストダス

セフレの品格(プライド) 初恋の社会のダストダスのレビュー・感想・評価

3.6
日本が誇るスケベ監督、城定秀夫監督の最新作。

これはもうタイトルからして「そんな映画だとは思わなかったよー」という言い訳が通用しないので白状します。そうです、スケベな映画が観たくなりました。そして、その通りな映画でした、やったぜ。

チケットが対面じゃなくて自動券売機で良かったと心底思った。仮に対面販売で若いお姉さんが受付だったら、「セフレの品格をください」と言葉にする勇気を出せず引き返していただろう。

しかしながら、このタイトルじゃなかったら普通に人にお勧めしたいくらいには映画として面白かった。青柳翔さん演じる一樹のセフレの立場にこだわる理由がなかなか壮絶なもので、性獣かと思ったら、どんなメンタルで生きてるのか想像がつかない境地に達している、これが本当の賢者モードと言うやつか。

登場人物が脇役までみんな人間臭くて面白い。抄子の勤める会社の上司もウザさを通り越して好きになってた、明らかな噛ませ犬兼当て馬なのは分かっていたけど謎に応援していた。

2部作の後編もすでに公開中、推しの高石あかりちゃんが出ているので、けしからんマネをしていないか厳しく検閲しておかないとなるまいな(使命感)