真魚八重子

恋人のいる時間の真魚八重子のレビュー・感想・評価

恋人のいる時間(1964年製作の映画)
3.8
女性の体をトルソのように写すシーンが多くて、体調が優れなかったので倒れそうになりながら観たけど、大人になってから観ると物語自体はすごく良いなあと思った。軽やか。マーサ・メリルの魅力がとても大きい。冷たい感じのするメリルだから二人の男の間を、平等に行き来していても違和感がない。これはアンナ・カリーナでは情が出そうで無理だ。それに、ちゃんと二人の男も魅力的に(奇妙にハリウッド的に)描かれるから、別に両方好きでいいよね、と思える。
マーサ・メリルは好きな女優。タクシーの後部座席にいて、風に吹かれるシーンの何気ない顔とか、憎らしい猫みたいで良い。
真魚八重子

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